自分の市場価値をカンタンにあげる方法

今回は、あなたの市場価値をあげる方法について、お話してみたいと思います。

転職においては、市場価値という言葉がよく使われますが、これは転職エージェントや採用する企業から見た時に、あなたにどのくらいの魅力があるか、あなたが欲しいと思えるか、ということを意味しています。

例えば、あなたがこれまでに経験してきた仕事やプロジェクトに関する経歴とか経験、こういったものが同業種・同職種のポジションで、新たな経験が生かせる、価値があると感じてもらえる場合によっては、あの資格を持っているということが、お客さんと商談する時に強味になったりすることもある。そういった場合には、資格というものも市場価値を上げる要素になるでしょう。

私が今回お話ししたいと思ってるのは、正攻法の市場価値を上げる方法というよりは、実際の能力とか実績経験をもっとよく見せる方法っていうのもあるんじゃないか、という話をしたいと思います。

すごくたくさんの人がもったいないことをしてるな、チャンスを逃してるなと思えることがあって、それは…

それなりの規模の会社に勤めている場合とか、結構大きな商談、例えば何億とか何千万とかっていう商談をやってる人って、結構いると思うんです。

そういうことは、その会社の中ではあたり前で、他にも同じようなことをやってる人がいるので、それがあたり前になっていることもあると思うんですね。

けれども、会社の外と比較すると、実は結構スゴイ実績だったりという風に見える場合もあるじゃないですか。自分を客観的に会社の外と比較するっていうことが、自分ではしづらいと思うんですよね。

転職エージェントさんに一回会って、話をしてみるっていうことを、以前もオススメしたんですが…

客観的に自分の価値っていうのを見てもらう、人の話を聞いてみる、他人の話を聞いてみるっていうのは、すごく意味があると思います。

その上で、自分の経験とか経歴とか、上手にアピールするというようにすると、転職エージェントとか採用企業から、声のかかり方が変わってくると思うんですよね。

たとえば、会社の外で仕事じゃなくて、何て言うんですかね、xxx報告会とかxxxカンファレンスみたいな、会社の実績やプロジェクトの紹介みたいなことをする場面って、実は会社に勤めてると割とあります。

そういうプレゼンをするとか人前で話をする公の場でですね、企業秘密が含まれているとダメだと思うんですが…

一般に公開している情報について、何かあなた自身のプレゼンをする機会があったような場合には、そこでちょっと動画を撮れるか、確認してみるといい。

最近は、スマホのカメラ精度も上がっているので、自分でプレゼンを撮影して紹介するのは自分の実績をアピールするときに、すごく分かりやすい宣伝材料になるんじゃないかと思います。

最近では、Amazonで探すと千円とか二千円ぐらいでも、結構立派な折りたたみ式の三脚とか、スマホ用三脚っていうのが買える。

それを持ち込んで、会場で自分のスマホをセットしておいて、自分がプレゼンする姿を撮影するやり方もあると思います。

私自身、実際に過去、学会でプロジェクトの成果を報告するみたいな場面があったら、自分のプレゼンを動画撮影して、ブログで公開するみたいなことをやりました。

そのおかげで、採用企業や転職エージェントさんとか、何件か声がかかった実績がある。

最近は、インターネットで情報発信もやりやすい時代、そういった形のアピールも

やってみると、凄く効果があると思います。

マーケティングの言葉だと、たぶん「自分プロデュース」「自己プロデュース」とか「自己ブランディング」みたいな話があると思うんですけど、そこまで大げさに言わないまでも…

同じ実績が経験であっても、その表現の仕方や見せ方の違いで、相手に与える印象が全然変わってくるということがあると思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

50代からの転職エージェントの見つけ方

今まで割と抽象的な話、精神論みたいな話が多かったので、今回は50代での転職について、少し具体的な話をしてみたいと思います。

転職をするときに、実際に何をするのか、何から始めるか、といったような事をお話してみたいと思います。

具体的には、よい転職エージェントをどうやって見つけるか、という話ですね。

転職エージェントに連絡をとる目的は…

前にも話したことはあるんですけども、実際に転職をするかしないかっていうのは別にして、転職エージェントさんと一度、連絡を取ってみることをお勧めしたいと思います。

その目的は、あなたの市場価値を客観的に把握する、ということです。

「市場価値」っていうのは何か、という話になるんですけども…

採用する側の企業とか転職エージェントから見た時に、あなたに価値があるという風に感じられるかどうか、あなたを欲しいと言ってくれる企業がありそうかっていうことです。

そういった意味を「市場価値」という言葉で表現しています。

実際には、転職をしようとしても行き先が無いとか、採用してくれるところがないという話もあるので…

50代になって、奥さんや子供がいたり、住宅ローンもあるような中で、そういったリスクをいきなり背負う前にですね、まず今、自分がいる場所を確認するっていう作業をしてはどうか、というのが私のおすすめですね。

転職エージェントと連絡をとるには…

問題はどうやって、転職エージェントさんを見つけるか、という話になるんですけど…

カンタンに言ってしまうと、一般的に「転職サイト」って言われているものに登録しておけば、あなたの経歴とか勤めてる会社、今までの実績みたいなものによると思いますが、相手の方から連絡が来ます。

電話とかメールを登録するので、転職エージェントさんの方から連絡が来ます。

最近だと、メールとか転職サイトのメッセージが多いですかね。

エージェントさんと話をしようとすると、業務経歴書というのが必要になってきます。

業務経歴書というのは、履歴書とちょっと違っています。

履歴書っていうのは、何年何月にxx大学を卒業して、何年何月にxx会社に入社みたいな形で、簡単に今までの経歴をまとめたものですね。

業務経歴書っていうのは、もっと細かくですね、具体的にあなたのこれまでの実績

経歴っていったようなところを説明する書類です。

例えば、どういう業界で、どのくらいの規模の商談を成功させたか、会社にどんな貢献したかとか、あるいはその時に何名くらいのチームをリーダーとして商談獲得に導いたみたいな…

そういった自分の功績を具体的に書いていくわけですね。

業務経歴書を読む人は、あなたなら他の会社に移っても、また似た実績を上げられると期待値を設定できる、そういう書類です。

業務経歴書の書き方については、触れるにはちょっと時間がかかるので、また別の機会にしようと思いますが

インターネット、Google検索で業務経歴書など検索をすれば、大量にブログやサイトが出てきます。そこでざっと調べても、ある程度のことはわかるでしょう。

話を戻すと…

まず転職エージェントと会話する。その時に業務経歴書をまとめてみる。

これは、自分自身の振り返りという意味でも、すごくいいんじゃないかなと思います。

あなたの市場価値を確認しよう

人間っていうのは、いったん同じ会社の中で同じ環境や職場でずっと働いていると、日常的には外の世界を意識しないと思うんです。

もし自分が会社を辞めた時、他の会社に転職した時、じゃあ何ができるのか

どの程度の価値があるのか、ということは、自分自身ではなかなか分かりづらい。

それを、転職エージェントに客観的に評価してもらうわけです。

エージェントさんは、あなたと同じような業界で、同じような職種の人たちを大勢見てるので、そういう人たちと比較した上で

  • あなたが転職しようとした場合に、どれくらいの価値があるのか
  • 欲しいと言ってくれる会社がどのくらいあるのか

といったようなことを教えてくれる。

いったん、現在の自分の立ち位置を確認しておくという意味で、転職エージェントさんと会話をする、ということをお勧めしたいと思います。

最後まで読んでいただき、どうもありがとうございました。

居心地のよい職場を見つける方法 ~50代からの転職~

今回は

  • 居心地のいい職場とか働きがいがある状態とはどういう状態か
  • そういう職場を見つけるにはどうすればいいか

ということについて、少し考えてみたいと思います。

居心地の良い職場とはどんなところ?

私が今、勤めている職場ですね、なんかやけに「居心地がいいな」と感じることが多いんですが…

その理由を考えてみると、実は以前にいた職場では、やりたくてもやれなかったようなことが、今はうまくやれてるのかなと。そこが一番大きいかな、という風に思っています。

従業員の数が多い会社で働いていると、自分がやりたいと思っているような仕事、おいしい仕事は、他の誰かが自分より先に手を挙げてしまったり、早い者勝ち状態でやってしまうといったようなことがよくあります。

年功序列制が崩壊して、中途入社が当たり前になっている現在は、余計にそうした傾向があると思います。

で、それを横で見ながら我慢する、といったように、誰かに巻き込まれて、自分がリードするんじゃなくて、誰かの仕事につきあわされるみたいな、そういった時間っていうのが結構あったわけですが…

こういう時間っていうのはムダで、自分が今やりたいことがやれていない状態は、別の場所に移ってしまえば、自分にもチャンスが回ってくるようになることが、改めて実感できた気がしています。

なので、「自分を最大限に活かせる居場所を探す」という努力は続ける必要がある、というふうに思います。

問題は

「どうやって、その居場所を探すか」

という話になる訳ですが…

居心地のいい職場の見つけ方

こう言ってしまうと元も子もないんですが、半分以上は運によるところが大きくて、どんなに苦労して探してみても見つからないということもある。

その逆に、自分では思いもしなかったところから、幸運が転がってくるといったようなこともあります。

ただ、運というのは、偶然たまたま入ってくるというより、どちらかと言うと自分が欲しいものが分かっていて、それに対して努力とか自己表現とかアピールですね…

特に今の時代はSNSとかブログとかYouTubeもそうなんでしょうけど、そういった自己アピール、自己表現の場が結構ある。

そういった場所で、自分のプロフィールや意見を表現する努力っていうんですかね、それを継続すれば引き寄せられることもある。

転職サイトもそうだと思いますが、そういった場所で自己アピールを地道に続けていると、それが次のチャンスに繋がる、ということだと思ってます。

私が今働いている会社も、自分で探したわけではなくて、たまたま登録していた転職サイトの方から、私のプロフィールを見た人事部の方が声を掛けてきました。

元々考えてもいなかったような、視野に入ってなかった会社で、こういうチャンスっていうのは、実は自分が考えたり探そうとしているところからは見つからなくて、自分の目が届かないところに転がっていることも多い。

そういうチャンスを手に入れるために、自己開示みたいな

  • 自分自身がどういう人間で
  • どういう経験をして
  • どういうスキルを持っていて
  • どういう強みがあるか

みたいなことをアピールする努力っていうのが必要かな、というふうに思ってます。

今は幸いなことに、誰もがインターネットを通じて自己アピール、自己表現ができる時代になったので、これを活用しない手はないかな、と思っています。

最後まで読んでいただき、どうもありがとうございました。

転職後にうまくやっていくには ~50代からの転職~

今回は、モチベーションとか、やる気みたいなことについて、少し考えてみたいと思います。

人間というのは、やらされ感がある状態で仕事をしてもうまくいかない。労働っていう形、義務感を感じながら何かをやっても、パフォーマンスはあまり上がらない。

これは、20代だろうが、50代だろうが同じだと思うんです。

モチベーションが維持できる状態とは

よく、こういう話を聞くんですけど…

「人に巻き込まれるのと、誰か他の人を巻き込むのでは、長い間には大きな違いが生まれる」

たぶんそれは正しくって、人間って自分で何かを決めて、目標とかゴールと呼ばれてるものだと思うんですけども、それに向かって少しずつ前に進んでってる状態、それが一番モチベーションが高くいられるんじゃないかな、と思うんですね。

できれば、そのゴールとか目標までの間で達するまでの間に、何回か報酬、経済的な報酬に限らずですが、たとえば誰か他の人から認められたり評価される、まだ目標は達成してないんだけど

「よくやってる、うまくいってる」

っていう風に認められるとか、そういう広い意味で「報酬」っていうのが必要かなと思います。

自分がやりたいことを自分で決める、それが周囲の人に受け入れられているって言う事が会社では重要だと思います。

自分のアイデアで方針を決めて、自分の裁量で何かをやってる状態っていうのが、とても大事だと思います。

新しい職場で自分がやりたいことをやるには

会社みたいに、他の人と一緒に働く場所だと、利害関係もあるし経験値とかそういった問題もあると思うので、必ずしも自分で裁量権を持ちたいと思っても、すぐには周囲が認めてくれない… みたいなケースももちろんあると思います。

仮に50代くらいの年齢であっても、特に転職した直後とかだと、その職場とか仕事に対する経験値が無いわけなので、いきなり裁量権を発揮しようとしても、周りの人たちからすると

「大丈夫なの」

「何も知らないのに」

みたいな雰囲気になることがあると思います。

50代くらいだと、転職面談とか採用の時ですね、管理職採用みたいな話があって、ある程度、権限みたいなものを与えてくれるっていう条件で採用されることはあると思います。

だからといって、いざ職場に入って、周りの人たちにいきなり

「私はこうやりたい」

みたいな話をしても、他の人たちからすると

「この人は何も知らないのに…」

みたいな形になっちゃうと思うんですよね。

そうではなくて、やはり一緒に仕事をする周りの人達は、私の場合もそうだったんですけど、私よりも全然仕事には詳しくて、もう10年とか長いことその仕事をやっている。

そういう人たちと一緒にやっていくには、まず自分でやれることを何か見つけて、自分の経験の中から、その人たちの視野にはない、その人たちの視点からは見つけられないような何かを見つけて、自分なりの付加価値や存在価値を、周りの人に認めてもらう努力っていうのが必要かな、と。

そういうところであれば

「そういう見方もできたんだね」

みたいなことを周りの方に実感してもらえる。

その部分では、自分に裁量権が与えられることになるので、その部分で自分がやれるところで裁量権を発揮する。それで少しずつ、そういう分野を広げていけばいいのかな、という風に思ってます。

今回は、モチベーションとか「やる気」みたいなことについて話をしてみました。

どうもありがとうございました。

 

 

50代の転職で気をつけた方がいいこと

私は30年ほど勤めた会社を、52歳の時に辞めました。3年ほど前ですね。今年55歳になりますが、3回目の転職をしました。転職をする度に年収が上がって、今では年収1千万円を超えています。

どうやら中高年の転職事情は悪くないようなんです。データとしてはちょっと古いですが、 en worldっていうサイトの記事によると、50代の転職者の数は年々増えてきていて、2018年頃だと30万人近い50代転職者がいるようです。

そういうわけで、確かに転職のチャンスは増えてきているという風に見えるんですが…

転職エージェントとか受け入れ先の企業から声をかけられて、ちょっと年収がいいなとか、転職を安易に決めてしまうと、その後で大変なことになるかもしれません。

転職してしばらくすると気になってくるのは…

とくに年収は、条件が良くなって、少し自由に使えるお金が増えたり、新しい趣味を始めたりとか、あと会社で働いていても、最初のうちはお客様扱いしてくれたりもするので、2・3ヶ月くらいは結構楽しいかもしれません。

でも、しばらくすると、その会社の仕組みとか文化とか、あと一緒に働いてる人たちの性格みたいなところがちょっとずつ気になりだす、と思うんですね。

確かに会社で働くとき、一番大事なのは、自分がどういう仕事、業務を担当するかということだとは思うんですが、実はそれ以外にも会社の歴史とかその仕組みみたいなもの、システムを含めた仕組みですね、ベンチャーの場合は特にその創業者のキャラクターって言うか生き方みたいなものも、影響があるから、仕事の成果、評価システムですね、成果をどのように評価してくれるかは結構大事かなと。

日常的にコミュニケーションをとる上司とか同僚・部下、さらには社内外のライバル、そういった人たちとの関係性が、気持ちよく働けるかどうかに、すごく大きく影響してくると思います。

転職する前に考えておいた方がいいこと

私の個人的な意見なんですが、50代で転職をしようと考える場合ですね、3つほど考えておいた方がいいかな、と思うことがありました。

一つは、自分がそれまでに過去やってきた経験が活かせるような内容の仕事、例えば同じような業種とか、ポジションが過去経験してきたものと似てるとか、あと会社の仕組みで昔使ってたシステムが使われているとか、そういったことですね。

あとは…

50代ぐらいになってくると、さすがに現場で直接仕事をするっていう形よりは、どうしてもやっぱり管理する立場の仕事っていうのはラクなのか、ラクって言い方よくないんですが、やりやすいかなと。どんな立場であっても、発注とか委託をすることはありますが、事業について最終責任を持っている会社で働けると、振り回され感は少なくなるか、と(それでも最終顧客はいるので、程度問題ではありますが)。

また、仕事を受注するっていう立場で働くよりは、他の会社に委託して仕事をする、管理する仕事の方が働きやすいと思いますし、長く働けるのかなという気もします。

わたしの転職体験を少しお話しすると…

私自身の例でお話すると、30年勤めた会社を辞めた後に、外資系のコンサル企業に転職しました。初めての転職ということもあって、ともかく居場所を見つけない、といけないっていう気持ちが強かった。

あんまりよく考えないで転職を決めちゃったんです。給料は良かったんです。年収で言うと、それまでより200万円ぐらいは上がりました。

ただ仕事の内容が、それまで私がやってきた仕事と立場とかが微妙にズレていて、ちょっとした違和感がありました。担当してたお客さんっていうのも、ほとんど経験がない業種でした。50歳過ぎて初めて経験するみたいなことが多くて、苦労したのを今でも覚えてます。

転職前に約30年間勤めていたコンピューター関連の会社だと、お客さんからシステム開発を請け負ったりして、グループ企業とか委託先に発注して、進捗管理プロジェクト管理をするって言ったような仕事のやり方でした。

初めて転職した会社では、システム開発を受注した会社から仕事をもらう、委託されて仕事をするという下請けの立場だったので、結構仕事がきつくて大変でしたね。給料は本当によかったんですけど、仕事はともかく大変でした。

その会社の後で、IT系ベンチャー企業に転職しました。そこもやはり、下請けの仕事をしている立場で、楽ではなかったです。

しかも、ベンチャー企業、急成長した会社だったので、システム含めて、社内の仕組みなどがかなりいい加減なところがありました。人も、言い方はよくないんですけど、かき集めてきてる、みたいな感じがあって、まとまりはよくなかった。

社内でも競争しあう、足の引っ張りあいみたいなところも時々見ました。ベンチャーっていうことで、仕事ができる若い人が多いんですけど、すごい狭い範囲の仕事経験しかない。仕事はできるけど、経験が少なくて、かなり危なっかしい感じの印象がありました。

そのベンチャーで働く仕事ができる人たちは、よく言えば向上心、別の言葉で言うと出世意識がすごく強い人が多かった。「私が私が」「俺が俺が」みたいな、そういう若い人が多いと、クタびれるところはある。そういう中に混じって50代がいると、疲れるところはありますかね(笑)

そんな時に、今働いてる会社から声をかけられました。

今度の会社は、導入済みの自社製品とかシステム保守サポートサービスをやっている部署の仕事でした。

最初は、あんまり面白い仕事ではないかなとか、定年退職した後に仕事がつながらないかな、見つからないかなとか思ったんですが…

面談して話を聞いてみると、仕事の内容は何とかなりそうだったんですけど、それ以外の給与条件とか福利厚生がともかく充実してて、企業年金みたいなところもちゃんと整備されていた。

仕事面でも、評価システムがですね、すごくしっかりしている。360度評価みたいな形で、上司が一人で判断して、それで終わりではない。上司と折り合いが悪いと、一生懸命働いても全然評価されないみたいな、そういうところがない。よい評価システムが入ってる会社で、長く勤めてる人が多いですし、本当にいい会社なのかなと。

いざ入社して働きだしたら、それまで転職してきた2社に比べて、会社の仕組みとか、働いてる人たちの意識が全然違っていた。

やっぱり、ある程度の歴史があって、人が長く働いてて、仕事の形が出来上がっている会社が、50代ぐらいから働くには楽なのかなと。

ベンチャー企業みたいなところも、人によっては合うんでしょうし、面白いという人もいると思いますけど、私の場合はちょっとさすがに仕事に全てを注ぎ込んで、土日祝日も働きます…みたいな体力も気力も無かったので、ベンチャーは合わなかったかな、という感じですね。

50代で転職するなら…

そういうわけで、私としては、歳を取ってから転職するんだったら、それまでに自分が経験してきたこととか、持ってるスキルとか資格が活かせる場所がラクだし、居心地も良いなというふうに感じました。やっぱり、知らないことを覚えるときの苦労っていうのは、歳とともにキツくなりますからね…。ラーニングカーブの上昇に耐えるだけの根気が年々なくなっていく、というのか。

それに50代になると、定年退職後のことも、そろそろ考えなきゃいけません。仕事ばっかりじゃなくて、福利厚生や企業年金が整備されてて、老後資金にどのくらい影響が出るかみたいなところも大事だと思います。

人生100年時代といわれる昨今では、投資とか起業みたいな定年後のこと、老後の資金をどうしていくか、そこはやっぱり考えておかないといけない、という気がしてます。

そういう意味では、時間的にも労力的にも余裕があるって言うのが、すごく大事なのかなと思っています。サラリーマンとしての部分で大半の時間と体力を使い切ってしまい、それ以外の自己投資とか将来の準備に時間が全然取れない…というのは、定年退職後に大きな後悔になるかな、と。

転職した会社、3社については、またいろいろと具体的な詳しいお話をしたいと思っています。

最後まで読んでいただき、どうもありがとうございました。