今回は、モチベーションとか、やる気みたいなことについて、少し考えてみたいと思います。
人間というのは、やらされ感がある状態で仕事をしてもうまくいかない。労働っていう形、義務感を感じながら何かをやっても、パフォーマンスはあまり上がらない。
これは、20代だろうが、50代だろうが同じだと思うんです。
モチベーションが維持できる状態とは
よく、こういう話を聞くんですけど…
「人に巻き込まれるのと、誰か他の人を巻き込むのでは、長い間には大きな違いが生まれる」
たぶんそれは正しくって、人間って自分で何かを決めて、目標とかゴールと呼ばれてるものだと思うんですけども、それに向かって少しずつ前に進んでってる状態、それが一番モチベーションが高くいられるんじゃないかな、と思うんですね。
できれば、そのゴールとか目標までの間で達するまでの間に、何回か報酬、経済的な報酬に限らずですが、たとえば誰か他の人から認められたり評価される、まだ目標は達成してないんだけど
「よくやってる、うまくいってる」
っていう風に認められるとか、そういう広い意味で「報酬」っていうのが必要かなと思います。
自分がやりたいことを自分で決める、それが周囲の人に受け入れられているって言う事が会社では重要だと思います。
自分のアイデアで方針を決めて、自分の裁量で何かをやってる状態っていうのが、とても大事だと思います。
新しい職場で自分がやりたいことをやるには
会社みたいに、他の人と一緒に働く場所だと、利害関係もあるし経験値とかそういった問題もあると思うので、必ずしも自分で裁量権を持ちたいと思っても、すぐには周囲が認めてくれない… みたいなケースももちろんあると思います。
仮に50代くらいの年齢であっても、特に転職した直後とかだと、その職場とか仕事に対する経験値が無いわけなので、いきなり裁量権を発揮しようとしても、周りの人たちからすると
「大丈夫なの」
「何も知らないのに」
みたいな雰囲気になることがあると思います。
50代くらいだと、転職面談とか採用の時ですね、管理職採用みたいな話があって、ある程度、権限みたいなものを与えてくれるっていう条件で採用されることはあると思います。
だからといって、いざ職場に入って、周りの人たちにいきなり
「私はこうやりたい」
みたいな話をしても、他の人たちからすると
「この人は何も知らないのに…」
みたいな形になっちゃうと思うんですよね。
そうではなくて、やはり一緒に仕事をする周りの人達は、私の場合もそうだったんですけど、私よりも全然仕事には詳しくて、もう10年とか長いことその仕事をやっている。
そういう人たちと一緒にやっていくには、まず自分でやれることを何か見つけて、自分の経験の中から、その人たちの視野にはない、その人たちの視点からは見つけられないような何かを見つけて、自分なりの付加価値や存在価値を、周りの人に認めてもらう努力っていうのが必要かな、と。
そういうところであれば
「そういう見方もできたんだね」
みたいなことを周りの方に実感してもらえる。
その部分では、自分に裁量権が与えられることになるので、その部分で自分がやれるところで裁量権を発揮する。それで少しずつ、そういう分野を広げていけばいいのかな、という風に思ってます。
今回は、モチベーションとか「やる気」みたいなことについて話をしてみました。
どうもありがとうございました。